真鶴きれいにし隊

真鶴きれいにし隊の活動の記録です。

コラム なぜ真鶴きれいにし隊の活動を始めたのか? 2021年10月25日

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個人の清掃道具

正直、恥ずかしい

 どうして、真鶴きれいにし隊の活動を始めたのかと言いますと、「真鶴を愛しているから」なんです。などと、恥ずかしいセリフは言いません。でも、本気でより良い町にしたいという気持ちでいっぱいです。

 選挙で真鶴の町を隅々まで回り、雑草だらけで荒れ果てた小公園や、町道などが目について、なんとかしなければと思いました。

 荒れ果てたままの真鶴を見て、正直、恥ずかしいと思いました。

 なにをするにせよ、きれいにすることが基本中の基本です。おもてなしも、観光客を呼ぶことも、定住人口を増やすことも、町がきたなかったら台無しではないでしょうか。

私のできること、草刈り

 私のできる町への貢献のひとつは、草刈り清掃だと思いました。

 駅前とか、ゴミを拾う活動をしている人たちが多いので、ビックリするぐらいゴミが落ちていません。清掃活動の基本はゴミ拾いかと思いましたが、もう一歩踏み込んだ形で貢献できることがあることに気が付きました。

 普段から、家の周りや近所の掃除に、草刈り機やエアブロワーを使用していたので、道具は持っています。でも普通の家庭で道具を持っている人は少ないです。ならば、私が持っている道具とスキルで出来る清掃活動が、草刈り清掃だと思いました。思い立ったら居てもたってもいられません。あとは行動に移すのみです。

だれが清掃の担当?

 小公園や町道は、町の所有物です。ですが、普段の清掃活動は地域住民へお任せというスタイルをとっているそうです。自治会が元気なら、自治会が総出で清掃活動をしていますが、高齢化などの影響で、それができない地区の小公園も多々あるのです。

 町役場に、お掃除をボランティアで行ってもいいのかと相談して、同じ公園でも担当課がいくつも分かれている現状を知りました。小公園はまちづくり課だけれど、ちびっこ広場は福祉課だったり、しとどのいわやの歴史公園は産業観光課だったりと、一本化されていません。これでは自治会との連携も難しいのではないかと思いました。

みんな気にしていた

 自治会に相談せずに勝手に清掃するわけにもいかないとわかり、まず大ヶ窪のちびっこ広場のある丸山自治会の会長さんに連絡したら、大喜びしてくれて、清掃当日に何人もの助っ人をひきつけれ参加くださいました。

 みんな公園が荒れ果てている現状に、どうにかしなければという気持ちがあるけれど、いざ実行するとなると、二の足を踏んでいたようです。それはそうでしょう。簡単な清掃作業なら素人でもできますが、かなり大掛かりな清掃活動となると、プロを雇わないといけないレベルの状態まで公園が荒れ果ててしまっていたのです。

住民と役場の橋渡し

 道具があれば簡単にできる作業でも、手作業では地獄です。これを地域住民だけで行うということは、無理というものです。もちろん役場の職員も忙しいのはわかっています。役場の人も清掃のプロではありません。住民と役場の両者をつなぐ役割が必要だと思いました。

 そうでないと、仕事の押し付け合いになって、いつまでたっても町はきれいになりません。かといって、プロの植木屋をたのんですべての公園や町道をきれいにしていては、いくら予算がかかるかわかりません。

 町の議員である私が地域住民と役場との橋渡しになれる位置にあるのです。

官民協働

 役場と連絡を取り合い、必要な支援をしてもらい、自分たちの地域は自分たちの力でなんとかするような協力体制です。現在見えてきたのは、官民協働です。

 役場の職員になにか支援してもらえるかと聞いたら、ゴミ袋を提供くださいました。また、清掃活動が終わって、大量のゴミが出たので役場と相談したら、ゴミ収集の手はずを整えてくれました。地域住民だけではできないことを役場がサポートすることで、円滑に清掃活動が行えるようになりました。

役場のサポートが欲しい

 次の役場にしていただきたいサポートは、清掃が滞っている場所の情報管理です。このためにも担当課の一本化が必要だと感じました。

 また、清掃に参加する地域の人たちは、ほとんど道具を持っていません。せいぜい剪定ばさみぐらいです。なので、地域清掃のために役場から道具の貸し出しなども必要です。草刈り機とエアブロワーが一台あるだけでも、かなり作業が楽になります。チェーンソーは危険なので貸し出しには要検討ですが、ワイヤー式の草刈り機ぐらいであれば、リスクは比較的に低いと思います。

 地域住民は労力を提供するのだから、道具の貸出制度ぐらいは、役場にも協力してほしいと思いました。私の私物の道具だけでは足りないです。

だれかがではなく、行動しよう

 いろいろ頭の中では考えるのだけれど、やっぱり行動しなければ見えてくるものも見えてこないし、いつまでたっても公園や道路は草だらけのままです。

 できることから行動に移してしまえというのが、私の今のスタンスです。とにかく行動に移すことで、多くの仲間をふやして、そして徐々に役場との調整と地域住民との連携が出来るように舵を切っていきたいと思っています。

 そして、将来的には、だれかの橋渡しがなくても、地域住民と役場の円滑な協働ができるような関係にまで持っていきたいです。

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がんばるぞ!

 

真鶴きれいにし隊 村田知章